クレジットカードを作る時に、「自分の年収ではクレジットカードを持つのは難しいのでは?」と不安な方も多いようです。
申込みをする際にも必ず年収を申告する欄があるので、年収はクレジットカードの審査において重要となるポイントなのは間違いありません。
そこでこの記事では、クレジットカードを作る際の年収の基準や、審査で重要視されるポイントなどについて詳しく解説します。
本記事のランキングはクレジットカード比較SMARTが独自の基準に基づき制作しています。
【2022年最新】審査が甘い・緩いおすすめのクレジットカードランキング18選|審査難易度と即日発行で選ぶ!
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クレジットカードを持てる年収の基準は?
日本人の平均クレジットカード所有枚数は1人につき3枚持っているという調査結果が発表されています。
また、国税庁の調査によると日本人の年間平均年収は420万円。平均的な年収、またはそれ以下の年収の人にもクレジットカードは普及しているようです。
年収はゼロでもクレカは持てる!
実際にクレジットカードを作る際に、年収は審査にどれくらい影響するかについてですが、基本的には「年収いくら以下では持てない」などの基準はありません。
申込時に一定の年収がある場合には審査に通る可能性は高くなりますが、カード会社によっては収入が全くない人でもクレジットカードを作れる場合があります。
自分の作りたいクレジットカードについては、あらかじめどのような年収基準があるのか調べ、申し込み条件を満たしているか確認してみましょう。
主婦や学生でも扶養に入っていれば問題なし
上記のようにクレジットカードは全く収入のない専業主婦やアルバイトの学生の方でも持つことができます。
専業主婦でクレカを作る場合には、自分名義で作れるケースがありますが、信用情報は扶養する配偶者の収入が参考にされます。
学生の場合は、18歳以上でかつ高校生ではない場合にクレカを作ることが可能になります。
ゴールドカードなどは年収によって審査落ちすることも
年収ゼロでも扶養されていればクレカは作ることが可能ですが、ゴールドカードやプラチナカードといった一般カードよりステータスの高いカードになると話は変わってきます。
高ランクのカードはランクに応じて年会費の支払いが必要になります。
年会費の支払いも含め、カードの利用額を返済する能力の有無でカード会社は審査の結果を出します。
そのため、カードのステータスがアップするにつれて、収ゼロでは審査落ちの可能性が高くなります。
クレジットカード審査時に申告する年収は額面でOK
クレカの申込書で割と記載に迷うのが「年収欄の書き方」だと思います。
クレジットカードの申込書には手取り額ではなく額面を記載します。額面とは税金や年収や年金、各種保険料が天引きされる前の給料額のことです。
例えば、給与が毎月25万円で天引き後が20万円だったとします。
この場合は25万円が1ヶ月あたりの額面となるので、年収は「25万円×12ヶ月」で計算し、さらに同じく天引き前のボーナスを足して計算してください。
難しい税金や保険料の計算は一切不要です。おおまかな金額で計算し記載すれば問題はありません。
10万年単位で正確に申告するべき!
年収の書き方としては、10万円単位で申告することがおすすめです。
基本的に申込書の記載欄には1万年単位で細かく記載する必要はありません。例の年収で考えると243万円でも240万円でもOKです。
特に細かい記載は求められていないことを覚えておきましょう。
ただし細かく書かなくていいからと言って、切り上げて300万円で申告するなど、過大な申請は避けましょう。
自分の年収の調べ方
年収を記載する際、自分の年収がいくらなのかよくわかっていない人もいるでしょう。
特に毎月の月収が異なったり、自営業として働いている場合は調べないとわからないケースも多いです。
そこでここからは自分の年収を調べ方を紹介していきます。
- 源泉徴収票を発行してもらい確認する
- 最新の確定申告で確認する
- 役所で所得証明書を発行してもらい確認する
源泉徴収票を発行してもらい確認する
会社に勤務している場合は、職場で源泉徴収票を発行してもらい確認するのが一番手っ取り早い方法です。
源泉徴収票に記載されている支払金額をチェックすれば正確な年収が分かります。
もし以前に源泉徴収票を発行してもらっている場合でも、再度依頼すれば無料で発行してもらえます。
最新の確定申告で確認する
企業に勤務していない場合は最新の確定申告で確認すると正確な年収が分かります。
前年度の確定申告を映していない場合でも、管轄の税務署にいけば見せてもらえます。
自営業や個人事業主の人は役所で最新の確定申告を発行してもらいましょう。
役所で所得証明書を発行してもらい確認する
住んでいる地域の役所に行って所得証明書を発行してもらい年収をチェックすることも可能です。
自治体によって「所得証明」「所得課税証明」など呼び方は異なりますが、所得証明書を発行してほしい旨を伝えればOKです。
なお、他の2つの方法と比べて料金がかかってしまったり、役所に行かなければならなかったりするのがデメリットです。
キャッシング枠の設定を希望する時の年収の注意点とは?
キャッシングとはクレジットカードを使って現金自動預払い機でお金を借りることをいいます。
クレジットカードというとキャッシュレス決済専門のカードという印象ですが、申し込み時にキャッシング枠にチェックを入れることでキャッシング機能を付与することが出来ます。
キャッシング機能を付与するには、自分の年収や他の金融機関との取引状況も考慮して記載する必要があります。
また、「年収を過大申請してしまおう」と軽く考えていると、このキャッシング機能を付与するためにあっさりとウソが分かってしまう可能性が高いです。
年収の1/3以上はキャッシングの貸与ができない!
貸金業法では返済不能に陥ることを防ぐため、個人の借り入れ総額を年収の1/3に制限する「総量規制」を設けています。
それによりキャッシングの利用限度額も年収の1/3までとなりますが、すでに他でお金を借りている場合は、その金額を引いた残額がキャッシング利用可能額となります。
ただし銀行のローンや奨学金はこの総量規制の対象外なので、上記の借り入れ総額に加算する必要はありません。
クレジットカードへの申込みで嘘の年収を記載するリスク
もし年収欄にウソの記載をしてしまうとどのようなリスクが考えられるのでしょうか?
ウソの年収を記載してそのウソがバレてしまうと、相応のペナルティが課せられます。次で紹介するそれらのペナルティは契約者にとってかなり厳しいものとなっています。
- 悪意のあるウソの申告は審査落ちにつながる!
- 詐欺罪として訴えられる場合もある!
- 職業の在籍確認をされることがある!
悪意のあるウソの申告は審査落ちにつながる!
1つ目のペナルティとしてクレジットカードの審査落ちの可能性が挙げられます。
カード会社は契約者を信用し、キャッシュレスで使用額を後払いできるカードを発行します。つまり、ウソの申告をする人は信用に足りないということになります。
注意だけでは済まされず、カードの発行ができなくなる場合もあるでしょう。
詐欺罪として訴えられる場合もある!
ウソの申告の程度が度を越えている場合はもっと重いペナルティが課せられる可能性があります。
それはカード会社側から詐欺罪で訴えられることです。
詐欺罪はれっきとした犯罪です。訴えられて有罪判決が下されると、前科がつきさらに社会的信用も失墜するなど、大きなデメリットがあります。
カードの申告時には、誠実に本当の事実を記載するようにしましょう。
職業の在籍確認をされることがある!
クレジットカードの審査では、カード会社で独自の審査が行われます。
審査において年収の金額についてはおおよその金額を記入すればよく、源泉微収の提示を求められるなどの具体的な年収確認はありません。
しかし、免許証などの書類による本人確認は当然行われます。またその人の収入源となっている会社に在籍しているかを電話で確認される「在籍確認」が行われることもあります。
万が一ウソの記載をしていた場合はカード会社が損害を被る可能性があるからです。
ゴールドカードなどステータスの高いカードを持つのに必要な年収は?
一般的なクレジットカードなら年収ゼロでも持てますが、もっとランクの高いステータスカードは年収ゼロでは審査落ちの可能性が高いです。
ではいくら年収があればステータスカードは作れるのでしょうか?
結論としては、ゴールドやプラチナ、ブラックといったステータスカードの審査においても「年収はいくら以上絶対に必要」という明確な基準は設けられていません。
しかし大まかな基準というものは存在するので一つずつ確認していきましょう。
ゴールドカードの年収の審査基準は?
ゴールドカードは一般カードの一つ上のランクのカードです。
ゴールドカードというだけあって、見た目は金色をしているカードが発行されることが多いですが、あくまでランク面で一般カードより一つ上のカードという認識を持ちましょう。
ゴールドカードですが、年収と関係あるのかというと「ない」とはいい切れません。ゴールドカードになると基本的に年会費が必要になってくるからです。
年会費を払った他に、カード決済額を支払うお金があるかどうかを判断されます。
従って、審査の上でやはり年収は関係してきます。ゴールドカードの審査基準について詳しくはこちらのランキングも参考にしてください。
→ゴールドカードの審査は厳しい?基準と作りやすいカードを解説
→おすすめゴールドカード人気比較ランキング【2022年最新版】
プラチナカードの年収の審査基準は?
プラチナカードの作り方は、基本ゴールドカードの利用実績から招待されるランクアップです。(MUFJカードのような一部のクレジットカードは初めからプラチナクラスに申し込みをすることが出来ます。)
プラチナカードへのランクアップには年収額はさほど重要視されておらず、安定した収入があるかどうかが重要視されます。
雇用形態の記載もないので、絶対に正社員でなければならないというわけでもありません。
安定したお給料をもらっていれば、金額にこだわらず審査に通る可能性があります。
【2022年最新】おすすめのプラチナカードランキング!年会費やステータスで徹底比較!
ブラックカードの年収の審査基準は?
ブラックカードはすべてのカード会社においてインビテーション(招待)制を採用しています。
カード会社側から「持ちませんか?」という招待をもらって初めて発行してもらえるカードです。
カード会社から招待をもらうために重要なのが、年収ではなく利用額です。
カードの利用額をどれだけ積み上げ、滞納せず、きちんとカード会社とお付き合いしているかがブラックカード作成の鍵となります。
【年収別】おすすめのクレジットカードを紹介!
ここからは年収に応じておすすめのクレジットカードを紹介していきます。
自分の年収を踏まえてどのクレジットカードが適しているのかチェックしてみてくださいね。
- 【年収200万円前後】ACマスターカード
- 【年収200万円~400万円】JCBカード
- 【年収400万円~600万円】アメックスゴールド
- 【年収600万円以上~】ラグジュアリーカード
【年収200万円前後】ACマスターカード
年収200万円前後の人におすすめのカードは、消費者金融のアコムが発行しているACマスターカードです。
最短即日で発行できる発行スピードの速さが魅力で、18歳以上という年齢制限を満たしていれば申し込みできます。
キャッシング機能も付帯しているので、金銭的にピンチになった場合でもカード一枚で現金を引き出すこともできます。
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年会費 | 無料 |
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発行速度 | 最短即日 |
申し込み対象者 | 20歳以上69歳以下 |
審査時間 | 最短30分 |
還元率 | 0.25% |
国際ブランド | Mastercard |
旅行保険 | – |
ポイント | – |
家族カード | – |
【年収200万円~400万円】JCBカード
JCBカードはクレジットカードで唯一のジャパンブランドであるJCBが発行しているクレジットカードです。
国際ブランドとして実績と信頼があるので、安心の特典やサービスが付帯しているのが特徴です。
JCBのタッチ決済にも対応しており、金銭のやり取りなしでスムーズに会計できるのも大きな魅力と言えます。
\初年度年会費無料!/
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年会費 | 1,375円(初年度無料) |
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発行速度 | 通常1~4週間 |
申込み対象者 | 18歳以上・本人または配偶者に安定した継続的な収入のある方 |
審査時間 | 最短3営業日 |
還元率 | 0.50%~5.00% |
国際ブランド | JCB |
旅行保険 | 海外旅行・国内旅行 |
ポイント | 最大5.00% |
家族カード | 無料 |
【年収400万円~600万円】アメックスゴールド
アメリカンエキスプレスゴールドは、ゴールドカードのステータスを誇りながら比較的審査が甘い傾向のあるカードです。
年会費が31,900円かかるので維持費が発生するものの、充実の海外保険・特典が付帯しているので、ステータスの高さが伺えます。
そのため、ステータスの高さを基準としてクレジットカード選びをしている人に最適な一枚です。
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年会費 | 31,900円 |
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発行速度 | 1~10日間 |
申し込み対象者 | 20歳以上 |
審査時間 | 1~10日間 |
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | American Express |
旅行保険 | アリ |
ポイント | 100円→1ポイント |
家族カード | 1枚目無料 |
【年収600万円以上~】ラグジュアリーカード
ラグジュアリーカードは一般的なプラスチック素材ではなく、チタンでできているのでステータスを感じるデザインに仕上がっています。
年会費も55,000円で他のクレジットカードよりもワンランク上なのが伝わります。
また、ステータスだけではなく発行スピードが最短5日で、還元率は常時1%です。
様々な面でスペックが高い一枚と言えます。
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年会費 | 55,000円(税込) |
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発行速度 | 最短5営業日 |
旅行保険 | アリ |
ポイント | 1.0%〜2.2% |
家族カード | アリ |
自分に合ったクレジットカードを持つのが大事
今ではクレジットカードは一人が複数枚持つのも当たり前の時代になってきました。
年会費無料のカードなども多く、気軽に持つことが出来ます。
また、クレジットカードの種類によっては年収ゼロでも審査に通ることが難しくないので、作る際には年収をそこまで気にする必要はありません。
しかし、クレジットカードは名前の通り「信用」を証明するカードですので、審査で年収の過大申告や、ウソの記載をするなど信用を失墜させる行動は避けるようにしましょう。また、同じく信用に関わることで「支払いに遅れない」ということも大切です。
信用を大事にしつつ自分に合ったクレジットカードを選び、上手に利用するようにしましょう。